Call My Name

1時間、ベッドの上で軽く運動したのち…俺はさっさと制服の上着を羽織った

「ええ? もう帰っちゃうのぉ? もう少しまったりしようよ」

サキが素っ裸で、ベッドの布団に潜る

俺は鞄を肩に引っ掛けるとサキの顔をちらりと見やった

「一泊分の料金はもう払ってあっから……あとは好き勝手に使えよ」

俺はそれだけ言うと、ホテルの部屋を出た

かったるい身体に、眠い脳内…このまま道で倒れて寝てしまおうか

なんて、だらけた考えがふと脳裏に浮かぶ

それくらい俺は疲れてる…愛が存在しない運動の後は、そんな気分にさせる

ああー、しんど…

明日、学校に行くのが面倒くさいなあ

ふと本屋のガラス越し見えたスイレンの表情を思い出した

軽蔑…されたかな?

嫌われたかも、な

サイテイって思われた…きっと、な

俺は自嘲した笑みを浮かべると、夜の街に足を踏み出す

こんな日は、一人であそこに行くのがいい

モヤのかかった心をすっきりさせて、明日も元気に学校に登校しないとだもんな

じゃないと兄貴が心配する

兄貴が、一人で頭を抱えるんだ