Call My Name

「あ、俺…ちょい出てくる」

俺はポケットに手を突っ込むと、ソファを立ち上がった

「何? 便所?」

他の男子が、にやっと俺の股間に目を落とした

「アホか。股間が辛いなら、サキとホテルに行くっつうの。ちょっと、買い物してんくんだよ」

「ゴムか?」

「ちげーよ。本屋に予約してあった本を取りに行くのを忘れてたんだっ。取り置きが今日までだった気がすんだ。近くだから、ちょい…行ってくる」

俺は、鞄を肩にかけると、カラオケボックスの部屋を出た

めんどくせえ

このまま帰っちまおうかな?

ちらっとさっきまで入っていたドアを見てから、俺は大股で歩き始めた

気が緩んだ瞬間に、俺は大きな欠伸を一つする

ねみぃなあ

ベッドで寝たい

あったかい布団が欲しい

夜遊びは好きだけど…こう毎日だと、身体がつらいんだよな

俺は、後頭部をガシガシを掻いた