「ゆ~う~ほ~。遅刻ぅ」
「ごめんなさいぃ。」
中学生になって3年がたった。
自分のお小遣いを貯めたくて、近くのパン屋でバイト中。
「優帆。どうしたの。遅刻なんて珍しいじゃない?」
「テストで赤点取っちゃって、補習してたんですよ。」
バイトでは優しい店長と優しい先輩の、゛舞さん″や、後輩の゛恋斗君″が居てるから、とても楽しい。
「あっ!舞さんっもう6時っすよ。彼氏さん大丈夫っすか?」
恋斗君が厨房から顔を出す。
「あーっ!もう6時!?ヤバいっ。」
舞さんは慌てて帰る準備をする。
「店長っ!帰りますっ。ー優帆、恋斗君、また明日ぁ。」
「「お疲れさまですッ」」
舞さんは大きな車目指して走っていった。
舞さん、可愛いなぁ。
先輩なのに子供っぽくて、
ちょっぴりドジで…
でも仕事はしっかり出来て、
みんなに慕われていて、
彼氏も居て、
羨ましいな。
