でも、私が最初慶太に話しかけたときは、驚きより怒りのほうが大きかったような気がする。
「ちょっと桜井君!!!!安静にしてなきゃダメだよ!!!どうして無茶するの!!??」
「心配かけてゴメンな。でもこんな大事な時期に休んだらみんなに迷惑かけちまうだろ?」
「そんな…」
その時私が顔を背けたのは、また涙が溢れてきたから。
昨日あの場にいたのは私と先生と先輩1人だけ。その3人しか慶太のあの辛そうな顔を見ていなかった。
「おっ!!桜井復活!!!!」
「よかった~お前がいないとはかどんないよ」
「しばらくは休みなさいって言われました。でもできることがあったら言ってください」
相変わらず無茶した口調の慶太に、私は少し腹が立った。
「何でそんなこと言うの!?イベントまであとちょっとだから人手が多いほうがいいって気持ちはわかる。でもどうして…自分の体を大切にしないの?」
「俺さ…前も、ケガしたせいで一大イベントの準備に参加できないことがあったんだよ。みんなは休んどけって言ってくれたけど、みんなだって体のあちこちにいっぱいケガしてんだよ。だから…骨折ぐらいで人より休むのもったいないって思って」
「桜井君…」
「それに、入学して最初のイベントだぜ?楽しもうぜ!!」
逆に私が励まされてしまった。
どうして、この人は何があってもこんなに前向きなんだろう。
「ちょっと桜井君!!!!安静にしてなきゃダメだよ!!!どうして無茶するの!!??」
「心配かけてゴメンな。でもこんな大事な時期に休んだらみんなに迷惑かけちまうだろ?」
「そんな…」
その時私が顔を背けたのは、また涙が溢れてきたから。
昨日あの場にいたのは私と先生と先輩1人だけ。その3人しか慶太のあの辛そうな顔を見ていなかった。
「おっ!!桜井復活!!!!」
「よかった~お前がいないとはかどんないよ」
「しばらくは休みなさいって言われました。でもできることがあったら言ってください」
相変わらず無茶した口調の慶太に、私は少し腹が立った。
「何でそんなこと言うの!?イベントまであとちょっとだから人手が多いほうがいいって気持ちはわかる。でもどうして…自分の体を大切にしないの?」
「俺さ…前も、ケガしたせいで一大イベントの準備に参加できないことがあったんだよ。みんなは休んどけって言ってくれたけど、みんなだって体のあちこちにいっぱいケガしてんだよ。だから…骨折ぐらいで人より休むのもったいないって思って」
「桜井君…」
「それに、入学して最初のイベントだぜ?楽しもうぜ!!」
逆に私が励まされてしまった。
どうして、この人は何があってもこんなに前向きなんだろう。
