「この子はね・・・」 赤ちゃんの名前は宗太(そうた)、元気な男の子だ。 おじいちゃんとおばあちゃんが管理しているアパートに住んでいる人の子だった。 訳があって、大家であるおじいちゃんとおばあちゃんが預かっているらしい。 華はあまり話が進まないおばあちゃんを見て、今はあまり深く聞かないようにした。 『そしたら私もバイトないときはなるべく来て、赤ちゃんの面倒みるよ』 「ありがとね、助かるよ。」