みんなの祝福を受けて、二人腕を組んで教会の外へ出た。 眩しいほどの青空。 成海くんは空を見上げた。 ずっと空を見続けていた。 「成海…くん?」 私は声をかけた。 成海くんは大好きな笑顔を私に見せた。 「もう美音も“成海”だろ」 あ…そうか… 私もつられて笑った。 私はもう どの過去にも戻りたくない。 私はあなたと 未来を生きていく。 −−−Fin−−−