変な感覚だった。


私…このまま




未来に戻っちゃうの…?




約束の日まで



まだ早い。





まだ戻りたくない…







私は



目を開けた。




ここは…?




保健室?



どこ??



私はすべてが白いところに寝ていた。



目の前に顔が現れた。



「成海くんのお母さん…」




「美音ちゃん大丈夫?気づいた?ここは病院よ」



病院?



なんで?




あ…私、平均台から落ちたんだ。



成海くん見てたよね。
恥ずかしい。。


「今、美音ちゃんのお父さんもくるからね。学校から連絡があってびっくりしたわ」



どうして成海くんのお母さんが?



私は起き上がろうとした。

頭が痛い。。。

しかも顔もヒリヒリする。
左ひじと左膝と、とにかく左半身が痛い。



平均台から落ちて、体の左側を打ったのか。


「いたたたたた…」

私は頭を押さえた。




「美音ちゃん。平均台から落ちた時、頭も打ったみたいで、

念のためにCT撮ったから。顔も擦りむいちゃったわね。大丈夫?」



「はい…」