初恋タイムスリップ【完】

もし英理が遊ばれてなかったら、池田くんは、英理をなぐさめることもなかった。


つまり、

付き合うこともなかった。

ということは、

未来は結婚してないってことになっちゃうの?



あんなにかわいい子供二人と、すっごいラブラブな夫婦で、幸せな池田家。





結局、英理は遊ばれないといけないの?


複雑な気分だな。。


「英理…池田くんの事、どう思う?」




「はあ?いけっち?バスケ部の部長?
いけっちが男バスで、あたしは女バス。

そんな感じ?
なんでいけっちが出てくんのよ」



やっぱり。この時点では、英理は池田くんのこと、なんとも思ってないんだ。



池田くんはどうなんだろう。





「あたしの彼氏ね。元バスケ部で、一年の時、三年でさあ、ヤンキーで目立ってたの。知らない?」




「何となく。英理はヤンキーみたいなのが、タイプなの?」



「超タイプ!春休みにバスケ部の練習に遊びに来ていて、そこで出逢ってさ。
次の日にね。やっちゃった?
ま、正しくは、やられちゃった?そんな感じ」


「英理はそういうこと、経験あったの?」


「ないよ〜。初めて。初めてが先輩で幸せ。
美音は成海くんと、やらないの?」


なんか軽いな。。。