都会の魔女

イシュはみさきのイメージを頭に中に残したまま目を開けた。

そして皿の上に魔符の書かれた白い紙を置き液体と油をたらし火をつけ

「サータン・サータン・オムシグ・
デニルス・サータン・サータン」
と呪文を唱えた。

すると数十キロ離れた家で寝ていたみさきは 何かにうなされ始めた。

イシュの呪いが悪夢となり、みさきの夢の中に入り込んだのだ。

イシュはこれを新月の前の晩まで続けた。

みさきは睡眠不足と精神不安定で徐々に体力を奪われ、体を壊していった。