都会の魔女

三日後の深夜。
12時をまわり入金期限が過ぎると、イシュは外出した。

こうして外を歩いていても
イシュを見て魔女だと気づくものは無いくらい、イシュは街の中に溶け込んでいた。

イシュは近所のコンビニに入り
豆大福とコーラを買った後、
キャッシュディスペンサーで入金を確認すると家に帰った。

そして部屋に着き さっき買った物をテーブルに置くと
腰を下ろす間もなくベランダ出て、どこかに携帯電話をかけはじめた。

しかし誰かと話す様子はなく、
しばらく呼び出し音を鳴らした後携帯を切った。