「あ、それ してくれてるんだね。
よかった。」

「べ、別に気に入ってる訳じゃないからな。

イシュが似合うって言うから、付けてるだけだからな。

まあでも、一応お礼だけは言っておくよ。
あ、ありがと・・・」

「いやー、お礼なんていいよ。
でもうん、ホントに似合ってる。」

「言っておくけど
僕はただの使い魔だ。
お前は いくら下級と言えども、一応悪魔だ。

でもイシュに変なマネしたら 僕がただじゃおかないからな。

それだけは覚えててよ。」

そう言うとアズラエルは、ふっと足を離し
イシュのベランダの方に帰って行った。

「おーこわっ。

別にイシュを取って食おうって訳じゃないんだけどなー・・・」