都会の魔女

「復讐・・・
これは使えるかも。」

さおりは少し緊張しながらenterをクリックすると
次のページにはこんな事が書いてあった。


「まず 自分の名前、メールアドレスを書いたあと 
次に復讐したい相手と、恨みの内容を書いて送信してください。

あなたの憎しみ深さ、相手へのダメージの大きさによって報復料金をが違ってきます。

こちらで あなたの恨み度合いを査定し、折り返し連絡さしあげます。」

普段ならこんな怪しいサイトには見向きもしないのだが、
なぜか不思議と引き寄せられるものがあった。

それに今のさおりは、みさきへの憎しみが満ちているため
みさきをこらしめるためなら、何にでもすがりたい気持ちだった。