都会の魔女

部屋の中には パンツ一丁でビール片手に立っているタカシと
その後ろで裸でベッドに寝転んでいるみさきがいた。

「え?何??
ま さか・・・裸の絵を描いていたわけじゃない よね・・・?」

さおりが いぶかしげな顔でみさきの方を見た。

みさきはベッドの下に散乱している下着や服をかき集めると、そそくさとそれらを着始めた。

タカシはドカッとソファーに腰を下ろした。

「何で黙って来たんだよ。」

タカシはキレぎみで言った。
しかしその後大きなため息をつくと
「ごめん・・・」
と一言だけ謝った。