その後もさおりは タカシから

「描いている最中は来ないでくれ。」

と釘を刺されていたため
みさきとタカシが直接連絡を取ってスケジュールを合わせながら、二人きりでアトリエにこもって絵を描くようになっていった。

それから1週間たち2週間たった。

しかしその後も一向に、タカシからは連絡がない。

「何で全然電話してこないの?!
2週間全然会ってないじゃん。」

さおりは苛立っていた。

さおりの方から電話してみても
「納得のいくものができるまで、もう少しかかりそうだから
それまでそっとしておいてくれ。」
と、そっけない態度で切られるだけだった。

そこでみさきにも連絡してみるが
「ごめん、忙しいから。」
と、またこちらも取りつく島もない。

さおりは不安を募らせるも、タカシを信じて、ただ待っているしかなかった。