「みさきをモデルに?!」

さおりは一瞬ためらった。

しかし 同じ美術家として美しいもの描きたいという気持ちもわかる。

それに自分がタカシの役に立てるのなら・・・と考えて、タカシの頼みを聞き受ける事にした。

そして翌日 
さおりはみさきに連絡を取って事情を話すと
みさきも
「今週と来週は時間があるからいいよ。」
と、快諾してくれた。