都会の魔女

ある朝。

早苗はキッチンで朝食の片付けをしながら
「拓也、そろそろ幼稚園の準備をしなさい。」
と、リビングでテレビを見ていた拓也に言った。

すると拓也は立ち上がり、寝室の方に向かったので、
早苗はいつものように着替えのために、寝室のクローゼットに行ったのだと思っていた。

片付けがひと段落して
拓也の着替えの手伝いをしようと、早苗も寝室に行くと・・・

拓也は自分の指に髪の毛をからませ、それをグッと引っ張っていた。

拓也の髪の毛はブチブチっと束になって抜けた。

そして拓也はその抜けた髪の毛を、自分の枕の上に並べていた。

拓也は過度ストレスで 
幼稚園に行く時間になると、拒否反応で自分の髪の毛を自分で引き抜いていたのだ。