都会の魔女

「まあ!ひどい。
リナのせいだって言うの?

子が子なら、親も親ね。

もう話す気も起きないわ。」

そう言って他のお母さん方と顔を見合わせると
真由美とその集団は、早苗を避けるように幼稚園の正門を出て行ってしまった。

「はぁーっ・・・
しょうがないか。

私しか拓也を信じてあげられないもんね。」

早苗は諦めて家に帰った。