都会の魔女

次の日、
幼稚園に拓也を送って行くと、いつものようにお母さんたちの輪ができていた。

早苗は恐る恐る
「おはようございます。」
と言ってみたが、それに答えるものは誰もいなかった。

もうすでに昨日の話が広まっているらしく
お母さんたちの早苗を見る目がいつもと違っていた。

そこへリナちゃんを先生に預けてきた真由美が来た。

「昨日は・・・」

と、早苗が言いかけたところで、それを遮るように真由美が言った。