「煌炎様!」


「おうよ。
おたくも足おせぇな。
とゆーか名前何だっけ?」


「何年一緒にいるんですか!
私の名は賽【サイ】ですよ。」


「ふーん。
だから何?」


「煌炎様が聞いたんでしょう!!??
全く無茶苦茶な人だ…。」


「それより…、あの町なんか様子おかしかぁねぇか?」


煌炎は目の前にある町の先の一点を見つめて呟いた


「わ…私には見えませんが…。」


「…くせぇな。」


「…?」


「幕府の奴の臭いがする。
くせぇ。」


そしてスンッとまた臭いを嗅ぐ


「いくぜ、…。」


「…賽です。」