「卑怯でもなんでもいいなきひひ。
俺様は天下を脅かしたあの片霧文殊様だ!!!!!!」
それを聞いたか聞かずか、煌炎は自分の耳をぽんぽんと叩いたり首を捻ってぽきぽきと鳴らしはじめる
「卑怯がダメだとは俺ぁいわねぇよ。」
文殊を役人が取り囲み始める
「だがな、罪ない人の命は大切にしろとあのクソおやじがいってた。」
「罪ない命は大切にしろだぁ?????
きひ、綺麗ごとだな!!!!!!」
それを聞いてにまりと煌炎の口元が動く
「たしかになぁ。」
ゆっくりと抜刀
「おっと、エリートさんら。
俺たちは武闘会中だぜ?
手は出してもらっちゃあ困る。」
ちらりと文殊を取り囲む役人らを煌炎の口元に反した鋭い瞳がいぬいた

