「きひひひ、おいおい。
この俺様の相手をするのが、まさかこのちびだっていうんじゃないだろぅなぁ????????」
片霧文殊と呼ばれる男は煌炎の側にずんっと近寄り、明らかに見下した表情で煌炎に眼をとばす
「ひゃっは、冗談じゃないぜ!!!!!
俺様の久々の晴れ舞台がこのちび野郎のなぶり殺しかよ!!!!!
いくら誰でも参加できるからってガキがでしゃばるとこじゃねぇよきひひひ!!!!!!!!」
煌炎が何も言わないことをいいことに、文殊は腹を抱えて笑い出す
「おいおい、悲鳴の一つくらいあげてもらってもいいんだぜ??????
なんなら棄権するかぁ???????
きひひひひ!!」
煽っていく文殊であるが、相手からの反応はない
客席から見ていた斎も、あれほどまでに煽られて煌炎が黙っていることに首を傾げる
普段ならあの憎ったらしい口調で言い返しそうなものなのだが
「おい、ガキ。
本当にっ……………て、…は???????」
無反応すぎてつまらないと思った文殊がぐいっと煌炎の肩を押すと、煌炎の顔を見た彼の表情が無になる
「ZZZZZzzzzz……………」
「寝てやがるし…!!!!!!!!!!!!!」

