名前を初めて呼ばれたあの日から
斎にとっては自分の存在意義を与えてくれる絶対的な主として煌炎は存在していた
だからこそ、彼に置く信頼も絶対的なもので、それを否定する輩がいれば腹がたった
「煌炎様は私が一生ついていくと決めた、唯一の主ですから。」
そういい放つ斎の目には確かな自信の光がともっていた
それを見てはっとした花恋もゆっくりと頷く
「ともに信じましょう。
煌炎様は必ず勝つと。」
「そうだね…。
煌炎さんは花恋たちを苦しめていたあの役人たちもすぐに倒しちゃったもん。
煌炎さんなら大丈夫…!」
二人は目を合わせ微かに笑い合い、再び試合会場に目をおとした

