戦国爆走物語




「なぁガキ、次の試合は誰だよ?」

そんな斎の反応は一切気にせず、煌炎は花恋に話し掛ける

「お兄さん!
ガキじゃなくて私には花恋って名があるの!」

「ほーう、おたくこそおれのこと『お兄さんー』なんて呼んでるじゃねぇか。
おれぁくそガキの兄貴なんかじゃねぇぞ?」

「ぐぬっ…!
じゃあ煌炎さん!!
花恋って呼んで下さい」

「めんどくせー。」

「煌炎さん!」


「ポニー、次の試合は誰だよ?」



聞いてねぇし…!
※花恋心の声




ポニーと呼ばれた斎は諦めて下さいと言わんばかりの顔を向け、煌炎に次の対戦人物を告げる


「Aブロックは一試合終わったので、次はBブロックです。
………………風虎様、が出られます。」



「へー、そうか。」


微かな笑いを浮かべると煌炎は静かに会場に目を移した