「間もなく各ブロックの対戦を開始する!
Aブロック、赤、鬼をも泣かせる最強処刑執行人、黒兼丸!!!
白、町1番の拳法の使い手、幸路之介!」


さてさて、煌炎一行が会場席に到着するころにはAブロックの試合が開始しているようで歓声が響き渡る

そしてさっそく興味なさそうに寝転ぶ用意をはじめる煌炎


「あっ、煌炎様。
この試合の赤側の黒兼丸という方、あの方は幕府の人間だそうですよ!
しかもなにやら…。」


「知ってらぁ。」

「!?
聞いてたんですか??」


「俺ぁ、地獄耳だぜ?
そんぐらいZZZzz…………。」


「寝るの早…!!??」


そのまま死んだように眠りこけた煌炎に驚きながら、斎と花恋はお互い目を合わせる

「仕方ないですね…、私たちで奴の戦法を見ておきましょう。」

「う、うん。」