「ふっふっふ、しかしだな?
今期はAブロックの黒兼丸とは違って、Bブロックに期待の新参者がいるんだな。
そいつもすげぇ人気だ!」


「新参者ですか?
もしや今期は初めての参加と?」

「そうだ!
聞いて驚くなよ…、なんとあの狐王皇家第二子息の風虎様が参加するみたいだぜ!!!!」


「…!!!!?????
な…!!!!」


「…風虎だぁ?」


今まで意識が彼方に飛んでいた煌炎の耳がぴくりと反応する


「おいおっさん。
風虎が参加するたぁ本当のことかい?」

「な、なんだお前は!
風虎様を呼び捨てにするとは無礼だぞ!!」


「本当なのかって聞いてるんだ、さっさと答えてくれねぇか?」

「ちっ、本当だ、嘘はつかねぇよ。」


「へぇ…………。」


それを聞くと煌炎は口角にニマリと上げた


「そいつぁ、やる気が出てきたな。」