「そう言われましても……………、あ!
Cブロックでは誰が1番強いと考えられてるんでしょうか…!」


「んー?
Cかい…?」

斎が尋ねると男は首を振りながら鼻で笑う


「Cはどれも同じもんさ、名の売れた奴はいねぇ。
今期なんて鯛焼きなんて馬鹿げた名前がいるくらいだ、どんぐりのせいくらべってとこだろうよ。」

その言葉に斎はいらっとして煌炎がいかに素晴らしいか教えてやろうと思ったが、すんでのところでぐっと抑える

「総合的に言えば、レートが高いのはやっぱり幕府直属の刀狩り集団の長、黒兼丸だろうね…!」

「…黒兼丸?」


「あぁ、こいつは去年の優勝者さ!
まさに極悪非道!
やることは殺人の一歩手前さ!
だが腕っぷしはたしかだ、だから人気があるんだろうな。」


「…………それは、煌炎様に報告せねば。」

「…?
なにかいったかい?」

「いっ、いえ、なんでもありませんよ。」