「煌炎様…。」
賽はしみじみと煌炎の成長を感じて感嘆をもらし、その使用人が安堵のため息をついた時
使用人の前に素早く動くものがひとつ
これは………脚?
ドゴォオオッ…!!!!!!!!!
そう、脚
煌炎の脚は的確に使用人の顔面を捉え、勢いよく使用人の身体をふっとばした
「ぐはぁっ…!!!!!!!????」
「おたくよぅ、安心しきった顔されちゃぁ困るぜ?
たしかに、俺様の剣は幕府の犬どもを狩る用だ。」
不敵な笑い
「だがな、俺様の脚は斬るに足らない幕府の犬っころ以下のクズ野郎をぶちのめすためにあるんだなァ、これが!」
「ひっ。」
それは不気味に笑う般若の形相
使用人の頭には走馬灯が過ぎ去ってゆく
「覚悟、できてんだろぅなァ?」