「もういいよお兄さん。
食べ物あげないもん!」
そう言った瞬間煌炎の瞳がギロリと細められて花恋に向けられた
「ガキ、もういっぺんいってみろ。」
そう言っていつの間にか抜刀した双剣を花恋の頬に当てる
「す…すいません。」
花恋は煌炎の気迫に驚きながらも食べ物の話は二度としないと決めたのだった
「ここだよ。」
花恋は話を逸らすように家を指さした
「…ここですか。」
賽は家の巨大さに驚く
その大きさはもはや豪邸と呼べるほどで金色に光っていた
「お帰りなさいませ、花恋様。」
ペコリと一列に並んだ使用人たちが一斉に花恋に頭を下げた
「おたく、どーゆープレイが好きなんだよ。
お姫様気取りか?」
「無礼な…!」
使用人の内の1人が煌炎に叫んだ

