「たっ…助けてくれるの…?」
縋るような瞳で少女は問う
「あぁ。
だがおまえが自分から縋るような奴だったら容赦なく俺が切り捨てたがな。」
煌炎は吐き捨てるように言って、少女を引っ張り起こした
「案内しろ、おたくの家まで。
俺ぁはらへってんだ。
食い物ないなんて嘘だろ?
おたくの服から肉の臭いがする。」
少女はビクッとして顔を赤らめた
「さっさといくぞ。」
「た…立てない。
腰が抜けちゃった…。」
「はぁん??!!
本当役立たねー!」
「煌炎様落ち着いて下さい!
その女の子を運びましょう、えーっと…名前はなんですかね?」
「…花恋【カレン】。」

