煌炎が言うと少女は泣きそうな表情をして煌炎を見つめ返した
「だがこれはおたくの意思とは違う。
だろ?」
ニヤリと煌炎は笑って言った
少女は今度はハッとした表情をする
「ど…どうして。」
「臭いだ。
幕府ん奴等の臭いがプンプンするからな。
だが…今はいねぇみたいだな。」
「ぁ…でも私…しっ失敗したし…バレちゃったから殺されるっ!!
ぁ…ああぁ…!」
少女は死への恐怖を恐れてガクガクと震えて地面にへたりこんだ
「おまえが死ぬのは俺達のせいか?」
そんな少女を見て煌炎が静かに言った
「え…?」
「自分のせいで罪ない命を奪うのはダメだとクソ親父が言ってたからな。
仕方ない、助けてやらぁ。」

