「ありがとうございま…。」 賽が受けとろうとした瞬間、手にあった花が真っ二つになった 「煌炎様…!!」 煌炎が背中の双剣を抜き切り付けたのだ 「なんて事をするんです!! せっかく貰ったお花が…!」 「なんて事するんだはこっちのセリフよぅ。 おい、ガキ。 俺らを眠らせる気だったな。」 ギロリと煌炎は少女を睨んだ 少女は焦った顔をしてたじろぐ 「これは遊園花【ユウエンカ】。 茎にうっすらとある刺に触れるとたちまち眠気に襲われて眠っちまう。 おおかた荷物を盗む気だったろ?」