今、隣を歩く凌を見上げると、また前みたいに優しく微笑んでくれる。 だからあたしも笑いかえすんだ。 『…ねえ、あたし達。ずっと一緒にいられる?』 『当たり前だよ。死ぬまでずっと一緒だ。』 嬉しかった。 あたしは、ずっと凌と一緒にいていいんだね。 これからもずっと。 凌の隣を歩いていいんだね。 夕日に照らされながら2人は笑っていた。