手を繋いで帰れば、もう元通り。 「より戻したの?」 なんて声が聞こえても全く動じないで真っ直ぐ歩っていった。 女子からの視線は怖いけど、凌が優しく笑ってくれるから、あたしは大丈夫。 女子の視線の中から、緋爾花がこっちを睨んでいたけど、もう不安はないよ。 好き。 好き。 好き。 世界中が好きで溢れる位、好きだよ。