結李空が部屋を出て行った後、俺はその場に立ち尽くしていた。
『…お前、いい加減にしろよ。』
『なんの事?』
緋爾花は俺の元カノで、今も言いよられていた。
何度も「俺は結李空しか好きじゃない」と言った。
それでも諦めきれないというあいつは俺に交換条件を出した。
「Kissしてくれたら諦めるよ。してくれないなら、あたし、結李空ちゃんに何するか分かんないよ?」
俺がそんな提案に乗らなければ良かった。
『…もう、出ていけよ』
『やだよぉ。結李空ちゃんも、もう諦めたよ。』
『…うるせぇよ。』
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…