五月雨。




紀さんの住んでいる所は

私の部屋の近所。

車で10分。


バーから帰る時は
車を置いて
歩いて帰るらしい



私のアパートの前を通って帰っているらしく、話の流れから


今日は一緒に歩いて帰る事にした。




「なんだか、紀さんと一緒に帰るなんて不思議。」





「ほんとだなー。家も案外近いしな。でも、いつも歩きなんか?」





「ううん。違うよ。自転車!今日はたまたま歩きだけど」





「そっか、なら今度からかなに途中までチャリに乗せてもらお!」




「えーっ。その時は紀さんがこいでね!じゃないと、重くてやだもん。」





「わかったー!任せろ!」




紀さんは、ニコッと笑い
親指を立てて私を見た。




なんだか、可愛い人。




みんなから空かれるのも分かるなぁ〜