私の正直な気持ち。



涙せいか達也の顔が見えない。


ねぇ…何か言ってよ。


沈黙が続くかと思ったが達也はまた私を抱きしめてきた。

さっきよりも強く…



「はっ、離してよ!!」


私は達也の胸板をドンドン叩くけど達也の力にはかなわなくて離れられない。

細くも太くもない筋肉質な体に抱き締められて私はドキドキしてる。



「離さない…絶対離さない!」



言葉と同時に達也の力が強くなる。



「優羽…。

俺は、ずっと前からお前が好きだ!」













えっ……


達也の言葉に私は混乱した。




だって…今、“好き”って言わなかった…?



「お願いだから…お願いだから泣かないでくれ…」