訳もわからずついて行っていたら外に出て、私だけ車に乗せられた。



「ちっ、千亜希さん!?」



私は今の状況に頭がついていけていない。



「いい?優羽ちゃん。
ちゃんと話聞いてあげてね」



そう言った千亜季さんは、とっても優しい顔をしていた。



「それって、どう…」


いう意味ですか?と聞こうとしたら車のドアを閉められた。



そして車は発車した。



「どこに行くんだろ…?」



昨日の今日だからできれば出掛けたくなかったのに…



車に揺られていると、どんどん瞼が重くなってきた。



そういえば昨日あんまり眠れなかったんだっけ…



私はそのまま眠ってしまった。