婚約者の秘密♪

あぁ…そっか。

私の中のモヤモヤの気持ちの正体がわかった。



私…ずっと寂しいかったんだ。達也が最近、忙しいからって傍にいられなくて…

でも…そんなこと言ったら達也を困らせちゃうって勝手に思って、ずっと私は心の底に封印してたんだ。



達也はそんな私の心をわかったんだ…。それでも言わない私のせいで苦しんだんだ。



「ごめん…ごめんね、達也…」



達也は顔を上げてびっくりしていた。
きっと私が泣いているからだよね。



「私ね…ずっと寂しいかったの…。達也と一緒にいられなくて。でも、わがまま言っちゃいけないと思ってずっと言えなかった…」



やっと言えた。


私の本当の気持ち…



すると達也は私の瞼にキスをした。