婚約者の秘密♪

「優羽ちゃんッ！」


千亜季さんにいきなり両手を握られた。



「達也と付き合わずに私と一緒にいましょう!」



「へっ！？千亜季さん！？」



何言ってるんですか!?ι



そう思ってたらすぐに達也が千亜季さんの頭を叩いて私と千亜季さんの手が離れた。



「たっ、達也！駄目だよ。千亜季さんに乱暴しちゃ」



「いいんだよ、千亜季だから。
あと優羽は俺のだからな！」



それっていいの？



でも千亜季さんは平気みたいでニコニコしている。


「ねぇ、優羽ちゃん。こんな出来の悪い弟だけど側にいてくれる？」


千亜季さんに優しい顔つきで言われた。



「はい！」


そう言って達也の顔を見て微笑んだ。