婚約者の秘密♪

ほぇっ?この感じ…




「やっと…見つけた」



耳元でリアルに息がかかる。



「たっ、達也!?どうして…」


ここにいるの!?



「電話の声聞いてずっと探してたんだよ」



達也は汗だくで息が乱れている。


もしかして、あれから探してくれてたの?



すると達也は千亜季さんを睨んだ。


「なんで千亜季がここにいるんだよ!?」



えっ…知り合いなの?!



ギュッと達也のほうに引き寄せられた。



「久しぶりね、達也」


ニコッと千亜季さんが笑った。



「優羽を勝手に連れ回すな!」


訳も分からない私を置いて達也と千亜季さんは話を続けてる。



「ちょっ、ちょっと待ってよ!何の話をしているの?」