婚約者の秘密♪

今日会ったばかりの人になに相談しているんだろうって思うけど
千亜季さんって…何故だか安心というか信頼できるんだよね。



「優羽ちゃんはそのこと誰かに相談した?」


私は横に首を振った。



「いえ…」


達也は会社や本家のことで忙しいみたいだし
なんとなく他の人にも相談しにくいしなぁ。




すると千亜季さんはニコッと笑った。


「彼氏のこと信じているなら言ってみたら?
優羽ちゃんのこと思っているなら、きっと一緒に考えてくれるわよ!」



「千亜季さん…」


じーんっと感動してしまった。



「まぁ…、考えなかったらぶっ飛ばすけどね…」



えっ……それはどういう意味ですか?って聞こうとした瞬間、私は後ろから抱きしめられた。