「優羽!大丈夫?」


莉奈が心配そうに近づいてきた。



「う…うん…。ちょっとびっくりしただけ…」


「そっか。…にしても倉持があんな行動にでるなんてね」


「……ねぇ…倉持くんは?」


「『返事はいつでもいい』て言ってどっかにいったよ」


「そっか…」



そこでやっと正気に戻った。



私…倉持くんの気持ち…全然、気付かなかった…



晩御飯を食べるときに倉持くんは戻ってきたけど
さっきのことが頭にちらついて顔すら見れなかった。