婚約者の秘密♪

「何見てんだよ」


視線に気づいた達也は私にキスをした。

自分の顔を隠すように。



それは、とっても優しいキス。



ゆっくり離れるとまた私は抱きしめられた。



「はぁ~。そんな格好は俺以外には見せないでほしいけど」



「でも…」



「わかってる。優羽、他の男についていくなよ!」



達也にキツく釘をさされた。



「私ってそんなに子供なの?」


少し頬をふくらますと



「そんな格好をしているからな」


達也はため息をつきながら言った。



「それって…」



どういう意味?っと聞こうとしたらドアが開いた。



「本条様。パーティーはもう始まっていますが…」



係員がヒョコっと扉が顔を出した。