婚約者の秘密♪

一目見てそう思った。


スーツ姿に髪もセットしていていつもとは違う感じで私はドキドキする。



達也は入り口で固まっていた。



えっ!?もしかして変かな…



一応、ドレスアップはしてもらったけど、私似合ってるかな?



私が焦ってると達也はいきなり抱きしめてきた。



「達也…?」



なんで何も言わないの…?



「…ずるいだろ…」


ポツリと呟いた。



「…こんなに可愛くなりやがって――パーティーに余計出したくなくなるじゃん…」



「えっ…おかしくない?」



「全然。めっちゃ可愛いから」



達也の顔を見ると少し赤くなっていた。



わぁ~、初めて見たかも…



珍しくて私はじっと見ていた。