次の日。
学校に行くと、掲示板の前がなにやら騒がしい。

 
何かと思って近づくと、周りが一気に静かになった。


頭にクエスチョンマークを浮かべながら私がみたのは、新聞部の記事の大きな見出しだった。


 
“学園の王子にお相手か!?
   ~相手は(普)2-3 水野亜季さん~”


 
「っ…!?」

ご丁寧に、昨日の一緒にいるときの写真まで貼ってある。
 

やられた!
あぁ、
もうほんとに、何なのよ、新聞部!


…こんなことをして 楽しいの?


私たちのことなんて放っておいてよ。