「ねぇ?真理?」 「ん?」 「…真理って、やっぱり虎好きだったりするの…かな? って…思った。」 そう言うと、真理は、軽くため息をついて、怒り口調で言った。 「馬鹿!! 私が虎のこと好きなわけないでしょ?(笑) 虎みたいな、あほ、好きになんの友里くらいだよ?」 と、言いながら笑った顔が、 少し寂しそうで、 あたしは、なんとなく、 真理は "虎のこと好きなんだ" って、女の感(?)みたあのが働いた。