父は、 母に "「友里があんなになったのはお前のせいだ!!」" そう言って 離婚届けを置いて 家を出たままもう1週間。 母は、ろくに食事もとらず、ずっと泣いていた。 気付いてあげられなかった悔しさと 父があたしのせいで出ていってしまった悲しみで 涙が溢れ出した。 「ごえんれ…」 (ごめんね…) あたしは、父を探し出し、家を出る決意をした。 母をもう泣かしたくなかった。