運命の人。




「中村、やってくれるな?」



「ハイ…」



「じゃぁ男子に行くぞ―
男子は…浜宮!!」



浜宮って誰…?
私はあたりを見渡した。



「あの人じゃない?」



杏里の声が聞こえてその指の先を見てみると…


あのかっこいい人がいた。本当に?



「浜宮もやってくれるな?」



「はい…」



「一緒に学級委員だなんて運命じゃない?」



杏里が言ってるけど耳には入らなかった。