私はずっとさ迷っていた翔と過ごしたあの時間を。

これからも続くはずの未来。二人で歩んでいくはずだったこの道をいまは私一人で歩いています。

あの日から止まった私の時間、プツリと消えた二人のメモリー。


何度も振り返り、何度も流したあの涙。


強くなる。そう何度も誓ったけど翔のいないこの世に私のとどまる意味はない。

私が生きる意味をずっと探してた。


その答えを今なら見つけられる気がする。


詩帆と出逢ったから。

私の止まっていた時間が動きだす音がしたんだ