「なに?」 その人は、いつの間にか顔を上げていた。 綺麗な髪に触れたいと、無意識のうちに手がのびてしまっていた。 またやってしまった。 これは私の悪い癖。 “触れたい” そう思ってしまうと無意識のうちに手がのびてしまうのだ。 「ごめんなさい。悪い癖で...。」 行き場所を無くしは手は、自分の服の裾を掴む。 _